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BARBARASONG バルバラソング
ブレヒト<三文オペラ>より  クルト・ワイル作曲

あなたも そうでしょ 生娘でまだ何にも知らない頃
口説こうとする男が現れたら こうするでしょう
お金持ちで やさしくって いつも綺麗な身なり
女の全てを知っていても
そう 答えは 「NO!」

どうしても燃えないわ ときめきなんかしないわ
とろける月の光 舫を解いた小舟 揺れているけど
ヤダそんな すぐ寝るなんて そんなことできないわ
抱かれた腕の中で 
いつだって 答えは「ノウ!」

最初の人は逞しくて 男の中のおとこ
お次は船主 大金持ち
三人目は恋狂い
お金持ちで やっさしくって いつも綺麗な身なり
女のすべてを知っていても
答えは「ノウ!」

どうしても燃えないわ ときめきなんかしないわ
とろける月の光 舫を解いた小舟 揺れているけど
ヤダそんな すぐ寝るなんて そんなことできないわ
抱かれた腕の中で 
いつだって 答えは「ノウ!」

でもあの日 空は晴れて暖かな風と一緒に
彼が来たわ 窓を越えてベッドのそばへ
一文無しで やさしくなくって いつも着たきりすずめ
女を騙す 汚いペテン師
でも とてもいえなかった「NO!」

頭フラフラっして あたしもうダメよ
とろける月の光 舫を解いた小舟 揺れて誘うわ
ヤダそんな すぐ寝てくれなくちゃ どんなめにあおうとも
抱かれた腕の中で 
どうしてもいえなかった 「ノウ!」


akeminの雑学記
「バルバラソング」に登場する彼女が「NO!」といえなかった男って
モデルはブレヒトのことかな・・・・?
しかし、ブレヒトのまわりにはいろんな人が集まってくるんだね。
ことに女性が。どの女性もとびきりのいい女ばかり!
ブレヒトには女性をひきつける力があるんだよね・・・。
ブレヒトの人間観、女性観、恋愛観、そして何よりも仕事観が彼女達をひきつける
魅力なんだろうなぁ!

ここにブレヒトが1920〜54年に書いた『ブレヒト青春日記』(日記と自伝的手記)の中で、
1930年頃書かれたとされるメモを載せてみるね。

「社交に不賛成  男同士の会話に賛成
 恋愛に不賛成  官能的快楽に賛成
 美食に不賛成   飢えを鎮めることに賛成
 遊びに不賛成   仕事に賛成
 余暇に不賛成   怠惰に賛成
 少女に不賛成   女に賛成」

それから、ブレヒトってどうして女にもてるんだろう?
ブレヒトが言ったんじゃないかなァ・・・
という口説きもんくを3つ載せてみたよ・・・
どぉ、あなただったらこんなことばを目の前にして
「NO!」っ言える?

その1
ブレヒト「どうしいて人は悲劇が好きなんだと思う?
     教えてあげようか。
     悲劇はね、人間はひとりだってことをわすれさせてくれるんだよ。」
女   「ひとりぼっちは嫌いだわ」
ブレヒト「ぼくが言いたかったのは、このやくざな惑星にひとりでいるってこと」
それから女の胸に片手をかけて、自分のほうに向き直らせた。その瞬間女は
どうしていいかわからなほどの欲情にかられた。

その2
「いったんぼくの一部になったものは・・・・。」
ブレヒトは思いつめた表情で言った。
「いつまでもぼくのものにしておきたいんだ」

その3
これはルート・ベウラウに贈ったブレヒトの有名なことば
「たしかに君は商品を生み出したことはない。
だがそれは君がなんの業績もなしえなかったということではないのだよ。
君の善さはもとめられることにによって確かなものとなり尊敬されるのだ。
りんごだって食べられることによって栄誉をえるのだから」
                         2001.7.30


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